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鹿角で工作&エゾシカ講座

エゾシカの角を使って、アクセサリーやペーパーナイフ、壁(かべ)かざりな
どを作りましょう。シカの角はとても固くて頑丈(がんじょう)ですが、切って
削(けず)って磨(みが)きあげると、とてもきれいな作品に仕上がります。あ
なたも自分だけの個性的(こせいてき)な作品を作ってみませんか。
 北海道ではエゾシカの個体数が増えて、農林業への被害や交通事故などの問題
も生じています。このイベントでは角を使った工作に加えて、レクチャーやクイ
ズを通してエゾシカの生態や最近の環境問題についても学びます。また、エゾシ
カの毛皮や頭骨標本を触ったり、ほかの動物の角や骨と比べたり、いろいろな体
験もできます。エゾシカという生きものと、それをとりまく自然環境のことを楽
しく学びましょう。

[主催] TWIN   
[共催] 環境NGO カピウ、エコ・ネットワーク
[協力] 札幌市立もみじ台中学校、酪農学園大学狩猟管理学研究室

 

まずは、何を作るのか考えましょう!!

幼稚園から小学校低学年のお子さんが作るのにオススメはネックレスやストラップです。角の先を使えば手軽にかっこいい作品が出来ます。しかし、角の先は数に限りがありますので、是非角の先以外を使って素敵な作品を作ってみてください!また、凝ったものを作りたいならペーパーナイフや指輪がオススメです。パーパーナイフや指輪は少し難しいので根気が必要ですが、完成したときの達成感があります。

その他にも、アイデア次第で様々なものを作ることが出来ます。

また、1人何個でも作品を作って頂けます。家で出来る作業(紙やすりで磨く等)と教室でしかできない作業を考えてつくることをオススメします。

1.鹿角で何を作る?
2.作品紹介
①ネックレス・ストラップ
②指輪
③ペーパーナイフ
④その他

①ネックレス・ストラップ

ストラップやネックレスは角のどこの部分を使うかによって違うものが出来ます。

写真:角の先(A)角の中間部分(B)

 

○作り方

1.デザインを決める

2.角を好きな大きさに切る

3.紐を通す穴をあける

4.やすりで磨く

5.完成!!

②指輪

1.角をちょうど良い厚さに切る

 ※薄くし過ぎると割れるので注意

2.ドリルで中心に穴をあける

3.穴を指の入る大きさまで

 リーマーで拡げる

4.やすりで磨く

5.完成!!

③ペーパーナイフ

1.選んだ角を10~13cmくらい

 の大きさに切る

2.切った角を縦に半分に切る

3.やすりで磨く

4.完成!!

④その他

・鉛筆たて

・箸置き

・磁石 など

 工夫次第でなんでも作ることが出来ます!

4.道具の説明

 作品を作る際に使用する道具を紹介します!

 何を作るにしても必ず使用する道具は◎がついています!

3.作業手順

 何を作るか決まりましたか?

 決まったらまずは切る!削る!穴をあける!磨く!

 機械は決まった台数しかないので、切る・穴をあけるは後からやってもいいと思います

 なので、まずは削る!理想の形になるまで根気よく削りましょう!

 作品を作るためには沢山の機械・道具を使用します

 作るものによって使う道具も違います

○角を切る

◎電動糸のこぎり 

 角を切るときに一番使われる機械です

 切るのに少しコツがいるので不安な方はスタッフに頼んでください

 お子さんは大人に切って貰いましょう!

 その際にはどこで切ってほしいのか目印をつけましょう

 一度に複数個切る方はすいてる時にお願いします

 

・糸のこぎり

どうしても自分の手で切りたい人は糸のこぎりを使います

その際は安定した場所に置いて

きりましょう!万力で挟むと安定しますよ!

 

○穴をあける

◎卓上ボール盤

 簡単に好きな大きさの穴をあけることが出来ますことが出来ます

 穴の大きさはドリルを変えることで調整できます

 ドリルを変えるのは少し難しいのでスタッフに頼んでください!

◎万力

 削るときや切るときに角を固定するために使います 

これを使うととても簡単に作業することが出来ます

・ハンドドリル

 小さい穴を少し広げるのに使用します

 ネジネジすると削れていきます(説明が下手ですみません)

 使い方がわからない場合はスタッフにお聞きください

 

・ハンドリーマー

 指輪を作るときに必ず使用します!

 切った角の中心に穴をあけ、その穴を指の太さになるまで広げるのに使います

 時計回りにまわすことで削れていきます

 逆回転してしまうと刃を痛めてしまうので注意!!

 

 

○やすり

◎鉄やすり

 半丸と丸の2種類があります

   半丸(写真:左)は平らにする、角を削るときに使います

 丸(写真:右)は指輪などの穴を広げるときや角をなくしたい時に使います

◎紙やすり

 紙やすりは全部で3種類あります

 番号の小さなものからはじめ、最後に一番大きな番号を使いましょう

 ♯100・・・形を整える

 ♯400・・・表面を滑らかに

 ♯1000・・・つやだし

 

 

・ナイロン磨きシート

 凸凹のあるものを磨くのに便利!

 これも番号の小さいものが粗く削れ、大きいものが細かく削れます

 

◎研磨パッド(爪磨き)

 最後の仕上げに使用します

 水色の面で磨いたあとに、白い面で磨くとピカピカ、

 ツヤツヤになります!

 1人1つ持ち帰ることが出来ますので、家に帰って

 からも磨きましょう!

6.さいごに

 作るものは決まりましたか?これまでの説明は参考になったでしょうか?

 事前に作る作品を必ず考えていないといけないわけではありません。

 当日鹿の角を実際に手に取って考えて頂いてかまいません。先に考えておくと他にも作る余裕が出来るのでオススメです!

 もし何かわからないことや不安なことがありましたらお気軽にお問い合わせください! 

 

5.材料について

 紙やすり、爪磨き、ネックレスなどに使う紐は持ち帰って頂くことが出来ます!紐は様々な種類があり、編みこむことも出来ます!教室で完成することが出来なくてもお家に帰ってから最終仕上げは行えます!

 なので、教室でしか出来ない作業(角を切るなど)とお家でも出来る作業(紐を編む、ピカピカに磨くなど)を意識して作品を作りましょう!

 

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